
人間の感情は、喜怒哀楽から成っている。
喜びも悲しみも、決して、
単独で存在しているのではない。
感情が豊かになるということは、
いつも楽しく生きるということではない。
怒りも悲しみもしっかり感じられるようになることを意味する。
だから、悲しみを拒否して、喜びだけを感じたい、
なんて無理な願いは捨てたほうがいい。
悲しめる力、悲しめる能力というものは、
その人の喜べる能力と比例しているのだ。
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出典
[逆境の心理学 涙がかわくまで…]
神宮寺 祥 著
世界文化社 より
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