バランス思考がわかる本

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バランス いいため話
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中国の哲学者である老子も、一方に価値観を偏らせることに警告を出し、反対側を見つめることの重要性を説いています。

たとえば、次のような説話からも、老子の指摘はうかがい知れます。

「人はみな美しいものを求めます。

しかしこれは世の中に汚いものがあるからこそ、その反対にある美しいものの価値が問われているのです。

もし汚いものがなかったら、美しいものも存在しません」

以上のように老子は語っています。

陰陽説を活用すれば、陽が美であり陰が醜。

どちらも同次元で同価値です。

美にこだわることは醜さにこだわることと同等なのです。

一方のみを追い続けている人々に対し老子は「反対側を忘れるなよ」と警告を出しています。

たとえば、お金儲けのうまい人がいたとします。

彼らにはお金というプラスがたくさん入ってきますが、同時に相反する因縁というマイナスもたくさん入ってくるわけです。

必ず両方を抱き合わせて取り入れなくてはならなくなります。

1つの目標に向かって歩み続けるのであれば、清濁両方を合わせないといけない。

その覚悟が必要になってくるということです。

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バランス思考がわかる本

東原 裕樹 著

セルバ出版