小林正観「ありがとうの不思議」

banner02
女性 いいため話
画像:http://publicdomainq.net

40年以上にわたって、超能力や超常現象を研究し続けてきて、いちばんおもしろいと感じているのが、「ありがとうの不思議」です。

心を込めなくてもいいから、「ありがとう」と言うと、2万5000回を超えたあたりで、多くの例では、突然涙が出てきます(出てこない人もいます)。

なぜ涙が出てくるのかはわかりませんが、泣いて、泣いて、涙が出尽くした後に言う「ありがとう」は、ほんとうに心の底から感謝が込められた「ありがとう」になります。

その心の底から湧いてくる「ありがとう」をさらにもう2万5000回ほど言って、計5万回の「ありがとう」になると、なぜか突然、幸せが現実化し始めるようです。

神様のもとでは本来“幸”も“不幸”も現象としては存在しないのですが、私が幸せで心地よいと感じることは存在します。

そういった、私にとって幸せだと感じられる現象が、片っ端から起きていくのです。

本来の私たちは、すべてのことに感謝できる能力を、神様によってインプットされているようです。

家族、夫婦、友人、知人、お金や仕事、健康…目の前のあらゆることに、心の底から手を合わせられるのです。

病気や事故のような、普通に考えると困難な出来事さえ、私たちは「ありがとう」と言うことができます。

そういう私でいると、奇跡が起きます。

例えばガンになってしまったとき。

「どうして自分だけが」とつらい思いをして、「ガン細胞は敵だ。ガンと戦うぞ」と決意する人がいますが、そうするとガンに倒れます。

それよりも、ガン細胞を味方だと思ってしまうほうがいい。

すると、ガンが味方をしてくれる可能性があります。

このガン細胞に、話を聞いてみたとしましょう。

「今のままの生活を続けると、あなたの体は死んでしまうよ。だから、もうちょっと違う生き方をしたほうがいいと思うよ」

と、知らせてくれているかもしれません。

今のままの生活とは、「人生のあらゆることに感謝する」という生き方を忘れて、人生を思いどおりにしようと、がんばったり努力したり気合を入れたりすること。

競争社会で生きていくために、競ったり、比べたり、争ったりすること。

物事に対する優しさを失っていること…。

そういう生活を体が嫌がる。

それで、ガンが出現するようです。

ガン細胞がやっているのは、「あなたは本来もっと優しい人なので、それを思い出しなさい」という、はからいのようなものです。

いつも笑顔で優しい人に戻るために、病気になる。

だから、病気になったら「ありがとう」なのです。

私たちの多くは、目の前の出来事に対して、「状況を改善したい」「願いが叶えばいいのに」という夢や希望を持って、思い通りにならない物事をリストアップしがちです。

親は学校の先生から、「リストに挙げたことを思いどおりにすることこそが幸せだ」「夢や希望や望みや願いを語りなさい」「願望を実現しなさい」と教わってきたからでしょう。

でも、幸せな人生には、いっさいの夢や希望はいりません。

なぜなら、私の人生で起きることは、病気であれ事故であれ、100%、今の自分に必要な「ありがたい」ものだからです。

与えられたものに対して「まだ足りない」「別のものが欲しい」と夢や希望を持って、不平不満、愚痴、泣き言、悪口、文句を言うことは無意味。

それよりもむしろ、「うれしい、楽しい」「あぁ幸せ」と言って、今ある幸せを数え上げてみる。

「ありがとう」と口に出して感謝する。

そうすればきっと、膨大な数の幸せの存在に気づきます。

「今この状況が幸せの極致なのだ」と気がついたならば、私たちは今この瞬間に、幸せになることができます。

幸せとは、求めて求めて何かを手に入れることでなく、今、目の前に存在する現象について、「私」が「幸せだ」と思うこと。

そこに尽きるのです。

『神様を味方にする法則』マキノ出版