
≪恐怖のとりこに陥ったとき≫
恐怖の大半は「自分」が作り出している。
「もし、こうなったら」「このままだったら」
人は現実を突きつけられたら、自分でも驚くほどの力を出して挑む。
恐れの感情とは、まだ起きてもいないことをどんどん肥大化させている感情である。
そんな時は、「これ以上悪くはならない。今はどん底だ」と思うこと。
≪健康が宝、最大なる武器≫
あなたにたずねたい。
「一番大切なものは何か」と。
それがわかっていれば、どんな困難にも立ち向かっていける。
私は「健康」と答える。
どんなことがあっても、何が起きても「健康」という宝があれば乗り越えることができるのだから。
あの劣悪な状況においても私はくじけなかった。
そのためにも、日々、自分の健康には心がける。
生きる上での最大なる武器は「健康」。
≪最大なる味方は「笑う」≫
「笑う門には福来たる」という。
私はこの「笑う」ことで助けられた。
慰めも、励ましも、弱気になる時、なった時、支えになる。
しかし、それ以上に私の味方になってくれたのは「笑う」ことだった。
「笑う」これだけで萎えた心が鼓舞されるのだから。
「笑う」それは、神・降臨の光なのかもしれない。
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生きる
小野田寛郎 著
PHP研究所
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