小林正観「楽しい人生を生きる宇宙法則」

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法則 いいため話
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目の前の現象を自分の思い通りにできないことが「悩み」だと思っている人が大多数でしょう。

自分が向き合っている現象に対して思い通りにならない、つらい、悲しい、という感想を言っているわけですが、実は現象は「ゼロ」。

幸も不幸も、そう思う心があるだけ。

自分の“思い”をなくせば「悩み」は消えてなくなります。

雨が降ったときは、洗濯物が乾かなくて困る、晴れたら、紫外線対策をしなくちゃいけない、というふうに考えていた方がいらっしゃいました。

それが、私の話を聞いて、雨が降ったら紫外線対策をしなくてよい、晴れたら洗濯物が良く乾く、と思えるようになった、と言ってくださったことがあります。

結局私たちは、「ゼロ」の現象を、自分の感覚で感想を言いながら、評価論評しながら、気に入らないと言っているだけです。

その基本的なとらえ方のフロッピーを入れ替えないかぎりは、人生はつらいことばかりですよ、という事実に唯物論として気がついたのです。

これは観念論の話ではなくて、そうなっていますよねという話です。

現象は「中立」なのだから、それ肯定的にとらえよう、というだけのことです。

中には、「肯定的なとらえ方ばかりなんて簡単にはできないですよ」という人がいるのですが、それはもはや相談じゃなくて、からんでいるだけ。

そういう方には私はいつもニッと笑って「べつに、私はお願いに来ているわけではありませんから」とお答えします。

相手を変えようとか、自分の目の前の現象を変えようとか思っているうちは、問題は解決しません。

宇宙にはもともと問題は無いからです。

問題は無いのに「私」が問題だ問題だと言っているだけなのかもしれません。

いろんな問題をかかえていて、こんな職場の人に囲まれていて、上司が厳しい人で怒って怒鳴って…どうしたらいいんでしょうっていう質問をよくされるのですが、私の答えは「だから何?」。

「辞めたいんですか?」と聞くと、

「いいえ辞めたいわけじゃないんです」

「辞めたくないっていうことは勤めていたいんですね」

「勤めていたいんですけど上司がこんな人で…」

「じゃ辞めたいんですね?」

「いや、辞めたくはないんですけどひどい人ばかりで…」

「だから何?」

結局、辞めたくないんだったら文句を言わないでやればいい。

辞めるんだったら文句を言わないで辞めればいい。

どちらかです。

どちらにしても、文句を言っていること自体がいちばん問題なのです。

愚痴を言って泣き言を言って宇宙に不平不満を投げかけていることが、結局は自分にとってものすごく損。

投げかけたものは返ってくるので、辞める辞めないよりもそっちの方が重要な意味を持ちます。

好ましいものに囲まれていない、という人は、自分が投げかけたものが好ましいものじゃなかったということです。

いい思いをしたい、お金を儲けたい、ということばかり考えている人は、何も投げかけていません。

むしろエゴという名のエネルギーを投げかけている。

だからエゴのかたまりに囲まれることになるのです。

喜ばれるように生きていくと、喜びに囲まれるようになる。

かんたんな構造です。

自分の人生が楽しいほうへ展開していかない、と言う人は、楽しいものを投げかけていないからかもしれません。

だからイヤイヤやっている仕事はダメ。

イヤイヤしか返ってきません。

楽しくやっている仕事は、はじめは収入が少なくても、そのうち必ず楽しくてしょうがないような状況に囲まれるようになります。

好きでやっているのだったら寝食を忘れてやっていられるのだから、膨大(ぼうだい)に投げかけることができる。

そして将来、膨大に返ってきます。

迷っていることがあって相談に来ているのか、愚痴、泣き言、悪口を言いに来ているのか、をちゃんと分けたほうがいいのです。

で、不平不満、愚痴・泣き言・悪口・文句・恨(うら)み言葉・呪(のろ)い言葉を言いたいのだったらそういう仲間を見つけて言い合えば良い。

しかし、言えば言うだけまたその言葉を言いたくなるような現象が降って来ます。

『楽しい人生を生きる宇宙法則』講談社