
《人のお世話にならぬよう。人のお世話をするよう。そして報いを求めぬよう。》(後藤新平)
何か重要な決断を下す際には、たくさんの人から意見を聞いて参考にすることが大切だと思います。
信頼できる人から助力を仰ぐことも必要でしょう。
しかし、最終的な決断は、自分一人で行わなければなりません。
また、その後も、自分一人の力で切り開いていくという覚悟を持つほうがいいと思います。
それが人として「自立する」ということだと思います。
いつまでも周りの人たちのアドバイスや助力に甘えているようでは、自立して生きることはできないでしょう。
イギリスの詩人、ウィリアム・ブレークは、「どんな鳥でも、巣立ちの際には、自分の翼で飛び上がっていくほかはない」という言葉を残しています。
「人間の自立も、鳥の巣立ちと同じで、自分の力で決断し世の中へ出ていくしかない」という意味を表していると思います。
「人から何かしてもらう」ことばかり考えるのではなく、「世の中の人のために、自分に何ができるのか」考えることができるようになることが、自立のカギになると思います。
『「足りないのは勇気だ」 迷った時に読みたいリーダーの名言』朝日新聞出版
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