
日々を過ごしていくなかで、「自分の機嫌が悪いな」とか、「不幸だな」と感じるときに、頭の中でこしらえる「理由」に注意を払うようにしてください。
抱えている問題に対して自分がどのように考えているかを正直に書き出すと、自分の考えをよく把握できます。
次に、あなたを閉じる「原因」を探してみましょう。
自分が閉じているとき、それはあなたの考えが思い込みにすぎないということを意味します。
視点を変えて、あなたが責めていることに対して別の見方をしてみてください。
ひょっとすると、あなたが責めている人は、自分があなたを傷つけていることに気づいていないだけなのかもしれません。
あなたがその人をひどくジャッジするのは、もしかしたら、その人が過去にあなたを傷つけた人を思い起こさせるからかもしれません。
現在あなた直面している状況が、うまくいかなかった過去の状況と似ていることもあり得ます。
そんなときは、自分に「根拠のない思い込み」がないか、見直すべきファクターがないか、「誰が、何が、どこで、いつ、なぜ、どのように」を使って確認してみましょう。
あなたを開く考えが見つかれば、状況や人のせいにする考え方は改められ、心は穏やかで曇りのない、開いた状態になるのです。
「自分の思いや考え以外に自分を閉じるものはない」ことを忘れずにいてください。
_______
一瞬で「自分の答え」を知る法
ゼン・クライア・デブラック 著
本田 健 訳
徳間書店
![]() |