人はなぜ旅に出たがるのでしょうか?

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旅行 いいため話
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人はなぜ旅に出たがるのでしょうか?

旅行に出なくても死にはしないのに、旅行とまではいかなくても「外に出るのさえ面倒で、ずっと動かずに一ヵ所にい続けられればどんなに楽か」という人は、少数派です。

思い通りになることを便利と呼び、やれることが制限されることを不便と呼ぶとすると、京都でユニークなガイドツアーを実地している「ことぶら」は不便なツアーで人を惹きつけています。

たとえば、参加したくても苗字が田中でないと参加できない「田中さんツアー」。

ツアー企画も田中さん、ガイドも田中さん、行き先も京都の田中神社など、田中にまつわる場所です。

また、京都市の道路が碁盤目状であることを利用した「すごろく」のようなツアーもあります。

参加者は、好きな方向には行けません。

交差点ではルーレットの目に従って東西南北に進む方向が決まり、次の交差点まで移動します。

運が悪ければ、同じ交差点間を行ったり来たりします。

なぜこのツアーが人気なのでしょうか?

このツアーを見ていると、旅行の目的地というのは目的ではなく、手段なのではないかと感じます。

知らない文化に触れる、知らないところに行く、などの「体験」が目的なのです。

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ごめんなさい、もしあなたがちょっとでも行き詰まりを感じているなら、不便をとり入れてみてはどうですか?~不便益という発想

川上 浩司 著

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