運の良くなる生き方

banner02
運 いいため話
画像:http://publicdomainq.net/

普通の人は、うまくいったという話ばかり聞かされ、その後、どうなったのかは知らないから、少々錯覚をしているのです。

その点、弁護士は逆で、世の中のうまくいっていない人を数々見ます。

法律的な争い事が起こったとき、弁護士が必要になるわけですが、争いがあるときはうまくいっている場合よりも、うまくいっていない場合の方が多い。

つまり、普通の人は成功した話しか聞きませんが、弁護士は失敗している人についてよく知っているわけです。

そして、悪賢い成功者のその後の話も知っているのです。

ずる賢く立ち回って成功を得た人はその後どうなったか、結論を言いましょう。

悪いことで得た成功は長続きせず、すぐに不幸になってしまうのです。

事業で失敗して弁護士に相談に来る人の多くは、ほんの少し前までは成功者だった人です。

頭を使ってうまくお金を儲けたり、出世したりしたのに、その成功は長続きせずに、しばらくして失敗し、窮地に追い込まれる場合が非常に多い。

そのことを、弁護士はよく知っています。

諺には「天網恢恢疎(てんもうかいかいそ)にして漏らさず」という言葉もあります。

悪いことをすると、必ず人知の及ばぬところにいる神さまが見ていて、罰を与えるぞという戒めの言葉です。

悪いことをして得た成功は一瞬だけのことです。

本当の幸運は一瞬だけでなく、長い目で見ないとわかりません。

悪いことで成功を得た人の末路を知る弁護士の言うことです。

どうか、信用していただきたいものです。

_______

運の良くなる生き方

西中 務 著

東洋経済新報社