
苦しいこと、つらいこと、いやなことがまったくなく、
人生を思いどおりにすごすことができたら、
さぞかし幸せだろうな、
と私たちは思うときがあります。
ところが、そんな人生を送れる人は一人もいません。
とくに親は、わが子にそんな人生を歩んでほしいと望みます。
それは、親として自然な願いです。
しかし、親がわが子が苦労しないように計らいすぎると、
子どもはわがままになり、ひ弱になってしまいます。
思いどおりには生きていけないこと、
むしろ苦しいこと、失敗すること、恥ずかしい思いをすること、格好悪い体験をすることなどが、
人間の成長には大切なのだと、いうことを、私たちはわかっていなければなりません。
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出典
[ありがとう、あなたが私の子でいてくれて]
鈴木 秀子 著
サンマーク出版 より
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