人は自分の顔の美醜を気にします

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容姿 いいため話
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一般に、人は自分の顔の美醜を気にします。

とりわけ女性はその傾向が強く、自分の顔がどんなふうに見られているかを考えます。

鏡を見ながら、「ああ、私の目はどうして二重まぶたじゃないんだろう」とか、「もっと鼻が高かったらなあ」とため息をついた経験のある人は多いと思います。

しかし、タレントやモデルでないかぎり、あなたの顔が美しくてもそうでなくても、大多数の他人にとってはどうでもいいことなのです。

確かに、あなたが美人ならば、「あら、きれいな人」と人は思うかもしれません。

しかし、それだけの話です。

しょせん他人の顔です。

あなたの顔の美醜をいちばん気にしているのは、あなた自身です。

じつは、まわりの人にとって、あなたの顔の美醜よりももっと気になるものがあります。

それが表情です。

なぜなら、表情はあなたの心を発信しているからです。

そのため、美醜よりも、もっと強い印象を相手に与えます。

相手があなたに好感をもつかどうかは、美醜よりも表情で決まるといっていいでしょう。

たとえば、あなたの学校や職場で、なぜかいつもまわりに人が集まっている人はいませんか。

遊びに行く計画があると、なぜかかならず誘われる人です。

その人はすごい美人でしょうか。

たまたま美人ということもあるかもしれません。

しかし、そういう人を何人か思い浮かべてみると、全員が美人ということはないと思います。

おそらく全員に共通するのは、明るい笑顔ではないでしょうか。

人に好意を持たれ、人と友好な関係を築くことは、しあわせなことですが、容易ではありません。

お金を使えば、多少は人を動かすことはできるかもしれませんが、結局のところ、お金で人の心までは買えません。

ところが、この貴重な「人の好意」を、簡単にもらえる方法があるのです。

笑顔です。

美人で暗い表情の人よりも、容姿はふつうでも明るい表情の人のほうが、人気者になれます。

笑顔には、顔だちの美醜を超えてまわりの人の心をひきつける力があるのです。

逆に、話しかけにくい人というのは、笑顔がない人ではありませんか。

あなたが声をかけようとするのを、ちょっとためらってしまうような人は、気安くない雰囲気をもっていて、笑顔でいることのほうが珍しいはずです。

この笑顔の効用に配慮が足りなかったアメリカの大統領候補がいました。

当然の結果というか、彼は選挙に負けました。

そのあと、自分の出演したテレビのビデオや写真を研究して、「笑顔が少ない」ことに気づき、魅力的な笑顔を研究して、次の選挙ではみごと当選を果たしたのでした。

これが第37代大統領のニクソン氏です。

『笑顔セラピー』ワニ文庫