「幸せだなあ」と何度も声に出していると

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幸せ いいため話
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きれいな言葉というのは、意識して使わないと口から出てこないものです。

それは、人間の脳と関係があるからです。

人間の脳は、本能的に自分の身体を守ろうとするために、悪いことが起きる前提でものごとを考えています。

要するに、前もって心配しているのです。

頭の中で心配することによって、予期せぬできごとに対して予防線を張っています。

あらかじめ心配しておけば、いざショッキングなことが起こってもショックを和らげることができるからです。

幸せになりたいと思ったら、「幸せだなあ」と声に出してみましょう。

「幸せだなあ」と何度も声に出していると、あなたは幸せな顔になっているはずです。

言葉はエネルギーです。

口から出た言葉は、エネルギーになって天空を駆けのぼり、お星様に当たって再び自分の元に返ってきます。

「幸せだなあ」と声に出せば幸せが、「ありがたいなあ」といえばありがたいことが自分に返ってきます。

しかも、池に石を投げ込んでできる波紋のように、何倍も大きくなって返ってくるのです。

おもしろいことに、「幸せだなあ」が口癖になってくると、「なぜ自分は幸せなのか」という理由がフッと出てくるようになります。

なぜそんなことになるかというと、人間の脳にその秘密が隠されています。

人間の脳は、脈略のないことを話していると思考回路が錯乱します。

この錯乱を止めるために、脳は錯乱した原因を探しはじめます。

「幸せだなあ」といった自分は、なぜ幸せなのかと原因を探しはじめるわけです。

人間の脳はカラ回りをいちばん嫌うものです。

だから、とにかくつじつまを合わせようとするのです。

すると、「…だって、今日の天気はとってもいいからだよ」と、幸せである理由が勝手に口から出てきます。

まわりの人間からは極楽とんぼといわれるかもしれませんが、そんな声には耳を貸さず、ドンドンいい続けましょう。

変な奴だなといわれても、そこでやめてはいけません。

さて、「幸せだなあ」という言葉の対極にあるのが「ため息」という行為です。

ため息をつくというのは、世の中でいちばん悪いことです。

ため息の中には夢がありません。

そればかりか、夢を消して諦(あきら)めや絶望を生み出します。

ため息は最悪の行為ですが、うっかりため息をついてしまうこともあります。

でも心配はいりません。

そんなときはあまり気にせず、続けて「幸せだなあ」と声に出してみましょう。

こうしておけば、ため息の悪い部分を薄めて、幸せになっていきます。

人は幸せになるために生きているのだから、邪魔するものは払いのけなくてはなりません。

『斎藤一人の絶対成功する千回の法則』講談社