
これは最近になって一人さんに教わったことですが、「もらったものよりちょっとでいいから、いいものを返す」ということをやって、世の中はうまく回るようにできているんですよね。
例えば、シャネルっていうすごく有名な高級ブランドがあるでしょ。
そのシャネルの50万円のバッグを買おうとしている人がいるとします。
普通に考えたら、バッグ1つに50万円って、ものすごく高い。
だけど、シャネルのバッグを買いたいと思っている人は、そのバッグに50万円以上の価値があると思っているから買うんですよね。
じゃあ、どんな場面でその価値が発揮されるかって言うと、同窓会なんかにシャネルのバッグを持っていくと、かつて勉強で勝てなかった友達にも、今ならバッグで勝てるわけ。
その人にとっては、50万円出した価値があるんですよね。
そういうふうに、商人だったら、値段以上に価値あるものを売る。
サラリーマンだったら、もらっている給料以上の仕事をする。
同じように、感謝の気持ちを表すときにも、私はちょっと多めに返すことを基本としています。
例えば、誰かに10のことをしてもらったら、11でもいいから、してもらったことに上乗せしてお返しすること。
このプラス1が大事。
(中略)
何かしてもらったら、お礼をするのはあたりまえ。
成功するかどうかは、プラス1の上乗せがあるかどうかの差なんです。
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斎藤一人 お金に嫌われない大成功の仕組み
千葉純一 著
マキノ出版より
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