
違う言葉を話し、違う文化を持っている人とは、
うまく話が伝わらない…と、私たちは思いがちです。
「前提」が違うことが多いからです。
けれども、「うまく伝わらなくて当たり前」と思っていますから、案外努力をし通じるようになるものです。
これが同じ日本人だと、逆に、
「なぜおまえ、こんな非常識なことをするのだ!
なぜこのくらいのことがわからないのだ!」
と、なります。
これは「前提が同じ」で、同じ日本人なんだから通じて当たり前、通じないのはおかしい…
という思い込みから、言い争いがはじまるということです。
相手への想像力が働かないから、
いつまでも「違い」が埋まらないのです。
ところが、
「世代が違えば、考え方も違うから」と割り切り、
「前提が違う」と思っていると、想像力が働き、
お互いに通じるようになるものです。
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出典
[「伝えたい気持ち」が伝わる本]
鴨下 一郎 著
新講社より
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