「御恩と奉公」の精神

家族 いいため話
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「人徳」という孔子の時代の徳治政治を思い出すわけだが、人徳だけで顔淵のような立派な弟子を得られる人はそうはいない。

ただ、礼儀正しく、人と信頼を大切にする人でなければ、徳を募ってついてくる人もいないだろう。

次にこれは鎌倉時代の「御恩と奉公」の精神と同じだが、自分がひと肌脱ぎたくなるのは、「自分の面倒を見てくれた」という世話好きで面倒見のいい人ではなかろうか。

とくに人生を切り拓く手助けをしてくれた人への恩はいつまでたっても忘れないものである。

それは与えてくれた指導やインスピレーションへの恩かもしれないし、具体的な紹介や機会を与えてくれたことへの恩かもしれない。

苦しいとき、まわりが手を差し伸べてくれないときほど、こういう人徳のある人は手を差し伸べてくれるものである。

「まわりの人がサポートしてくれない」と嘆く前に自問すべきなのは、「自分はまわりの人に、一体全体、どんな得をさせただろうか?」という単純な問いである。

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最強の働き方

ムーギー・キム 著

東洋経済新報社より