まだ子どもができず悩んでいます

妊婦 いいため話
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ある講演会の後に一人の女性が、「相談したいことがあるのですが」とやって来ました。

「結婚して七年経つのに、まだ子どもができず悩んでいます」

私はそれを聞いて、

「あなたの旦那さんは、とても優しい人なんでしょうね。

結婚して七年も経つのにまだ子どもが欲しいと思っているということは、お姑さんもお舅さんも、温かい人たちなのでしょうね」

と聞きました。

すると彼女は、「はい」と笑顔で答えます。

「そのことについて、今まで感謝したことがありますか?」

「えっ」と言った彼女は、そのあとワッと泣き出しました。

彼女は二〇分ほど号泣し続け、ひとことも発しませんでした。

彼女が今まで悩んでいたことは、「あれも足りない、これも足りない、あなたのやっていることは気に入りません」と神に向かって宣戦布告してきたのと同じです。

それが、夢や希望を語るということの本質です。

叶っていない夢をたくさん抱えてストレスで体を壊したかったらそれもいいでしょう。

ただ、足りないものに目を向けるのではなく、自分がどれほど恵まれた状況に囲まれているか、ということに手をあわせることができたら、事態は一変するかもしれません。

「あれ欲しい、これ欲しい」ではなく、すでに「ものすごく恵まれている」ことに気づくことです。

そうすれば、「あれ欲しい、これ欲しい」を言わなくなるのではないでしょうか。

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「神さまに好かれる話」

小林正観 著

三笠書房より