
私たちが日常的に経験する恐怖は、事実に基づいたものではなく、感情的なものだ。
例えば、ミシガン大学の研究で次のようなことが明らかになった。
・恐怖の60%は、実際には起こる可能性のない、根拠のないものである。
・恐怖の20%は、自分ではどうすることもできない過去の出来事に関するものである。
・恐怖の10%は、まったく影響力のない、取るに足りないものである。
・残りの10%のうち、合理的と言える恐怖は4〜5%にすぎない。
この統計から言えることは、恐怖と戦うための努力は、百回のうち九十五回は無駄であり、非生産的な活動だということだ。
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「夢を実現する戦略ノート」
ジョン・C・マクスウェル 著
齋藤孝 訳・解説
三笠書房より
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