
あなたは、自分をよく見せようとして、他人を貶めたことがあるか。
あなたは、トップに立つには他人を踏みつけにしても仕方ないと思うか。
あなたは、誰かが失敗したことを、内心(または、おおっぴらに)喜んだことがあるか。
こういう感情や行動は「欠乏マインド」のなせるわざで、その背後にはプライドが隠れている。
欠乏マインドは「全員に行き渡るほど十分にない」とか「チャンスはまれで、めったにやってこない」という考え方だ。
今、私とあなたが公園のベンチに座っているとして、あなたに向かってこう言ったら、どう思うだろうか。
「今すぐ息をするのをやめてくれ。でないと僕の空気が足りなくなる」
欠乏マインドも、これと同じくらいバカバカしいことだ。
プライドから生まれる成功願望は、分別を失わせる。
そして愛情、幸福、成功のようなものを消耗品だと考えるようになる。
「他人が恵みを受ければ受けるほど、自分のための恵みが減る」というように。
引用:「バカ?」と言われて大正解
リッチー・ノートン 、ナタリー・ノートン 著
森尚子 訳
パンローリング
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