なぜ失望してしまうのか?

失望 いいため話
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自分や相手に「失望」するときがあります。

事前に「こうできるかも」という期待が頭の中にあり、それが実際に実現しなかったとき、人は落胆し、失望するのです。

人間関係では「期待」という感情が必ず出てきます。

「部下は残業してくれるはずだ」

と思っているのに、してくれない。

あるいは、

「これだけの結果を出してくれるはずだ」

と思っているのに、出してくれない。

「優しい言葉をかけてくれるはずだ」

と思っていたら、かえって叱られた…。

期待した分だけ、人間は失望するようにできています。

期待と失望は、必ずセットでやってっくるのです。

たとえば、契約が十件取れると思っていたのに、七件しか取れなかった。

あるいは、あの人とつきあいたいと思ったけれども、相手が別人のことを好きでふられてしまった。

そんなことで、人は落胆します。

「うまくいったかもしれないのに」と思う気持ちが、実は自分をガッカリさせているのです。

このガッカリから解放されるためには、どうしたらいいでしょうか。

一つの方法は、「考え方の回路」を変えることです。

たとえば、どうしても食べたいものが手に入らなかったとき、「ひょっとしたら食べなくてよかったんじゃないか。食べていたらお腹をこわしていたかもしれない」と思えば、ガッカリしなくてすみます。

全体的に見て人生がうまくいっているにもかかわらず、何かでほんの少し「待った」がかかったからといって、そこで失望を感じるのは、あまりにもバカバカしすぎます。

失望する代わりに、「いったい、これはどういうことかな」と好奇心を持って考えるセンスがあれば、いたずらに落胆しないですみます。

今の人間関係に変な期待を持ちそうになったら、その都度、手放してみましょう。

そうやって、上手に期待を手放す練習をしておくと、ガッカリすることも減ります。

『なぜ、あの人はいつも好かれるのか』三笠書房