
ハーバード大学で人間の感情を研究している人たちによると、感情というのは「喜怒哀楽」だけではなく、全部で12種類に分けられるんだそうです。
そして、その分類でいくと「希望」というのも感情なんですって。
さらに、それら12個の感情の中で「希望」だけがもっている面白い特徴がひとつあるそうです。
それは「希望という感情は絶望の後にしか現れない」ということ。
絶望を感じたことのある人しか希望を持つことができない。ということは今、何かに絶望している人たちには、この先に希望が現われるってことですよ。
僕は、希望は感情だと言われて、目の前がパッと開けたような気持になりました。
なぜかというと、「希望」ってもっと即物的なものだと思っていたから。
たとえば就職活動で第一希望の企業を決めるように「希望」って具体的な対象にしか持てないのだろうと思っていた。
でも感情の状態の「希望」は、なんだかワクワクしている状態でしょう。
希望というステータスなんですよね。
それって、ほぼ没頭(フロー)に近いんじゃないかな。
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没頭力
吉田尚記 著
太田出版
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