仕事仲間と円滑に進める

仕事 いいため話
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自負心とは、人々から尊敬されることを求め、認められたいと思う気持ちのことだ。

すべての人の心の奥底に、自分は重要な人間であり、他人に認められたいという欲求が秘められている。

自負心は非論理的で破壊的な行動をとらせる一方で、高貴で勇敢な行動をとらせる。

自負心が満たされないとき、人々はいかなる方法を使ってでもそれを満たそうとする。

したがって、人々の満たされていない自負心を満たすのを助ければ、大きな説得力を持つことができる。

人々は自負心をいつも満たしてほしいと思っている。

だから、自分の価値を認めてもらい、大切にされていることを確認したがるものだ。

心理学者のJ・C・スタール博士は多くの調査を分析し、組織に勤める人たちの不満の主な原因が上司の態度にあることを発見した。

それを重要度の順にリストアップしよう。

●アイデアや提案をしても功績を認めてくれない

●問題の改善を申し出ても実行してもらえない

●励ましてくれない

●意見を言わせてもらえない

●作業の進捗状況を知らせてくれない

●えこひいきをする

以上の原因はすべて、自負心を傷つけられることによるものだ。

これはたいへん残念なことである。

というのは、複数の研究で、従業員が効率よく働くのは自分の努力を認められたときであることが確認されているからだ。

工事現場の監督と作業員の関係を調査したミシガン大学の心理学者のチームによると、作業員を働かせようとして威張り散らすタイプよりも、作業員から慕われるタイプのほうが、作業員が効率よく働くことがわかった。

あなたが人々の心をつかみたいのなら、なんらかの方法で相手の自負心を満たすことが不可欠になる。

しかし残念ながら、あまりにも多くの場合、相手を脅したり、あせらせたり、嫉妬心や不信感を抱かせたりして説得しようとしているのが実情だ。

『心をつかむ技術』ディスカヴァー