
自分がいま苦しむのは良いこと、
家族がいま苦しむのは良いこと、
会社がいま苦境に立たされているのは良いこと、
日本がいま不況に喘いでいるのは良いこと…
このように考えられる人は強いと思う。
そして、どんな環境にあっても、最善を尽くす。
言い訳をしないで最善を尽くす。
道はそこからしか開かれない。
「艱難(かんなん)汝を玉にす」という諺があるが、
成長や修行という観点から見れば、
マイナスのことが起こらないと人間はなかなか伸びない、というところは確かにある。
苦しみを受け止めて、その苦しみを自ら鍛え上げる手段にする。
このとき、人はさらなる成長を遂げられるのだと思う。
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出典
[ウサギ人間とカメ人間]
川村 則行 著
PHPエディターズグループ より
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