
自分のことをネガティブに評価している人の中には、
他人から評価されようと、自分のことは後回しにして、
人の要求ばかり満たそうとする人もいます。
他人からポジティブな評価をしてもらうことで、
「安心」を得ようとしているのです。
これを続けていると次第につらくなってくるのですが、
やめてしまうと他人のポジティブな評価がなくなって、
もともと持っていたネガティブな自己評価が顔を出し、さらに苦しむことになります。
こういう人は、自分はダメだと思っている分を、
他人からの評価で補おうとしているのです。
ほかにも威張ることで補おうとしたり、
恋愛にしがみつくことで補おうとしたり、
何か問題を起こして目立つことで補おうとしたり、
アルコールや薬物で補おうとしたりします。
けれども、この「補う」というやり方は、
本物の「安心」の代用品に過ぎないのです。
引用:こころの力が広がるとき
中島 勇一 著
クレイヴ
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