【音声】若林克彦「絶対にゆるまないネジ―小さな会社が世界一になる方法」

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若林克彦 いいため話
画像:http://www.sankei.com/

技術も体力も「そこそこ」の会社で、なぜ、
ワールドクラスのモノづくりができるのか?

東大阪の中小企業・ハードロック工業は、絶対に緩まないネジ「ハードロックナット」で世界的に注目されている会社です。同社社長を務める著者・若林克彦氏は、半世紀にわたり、ネジ一筋で開発に打ち込んできました。

世界各国にさまざまな「ゆるみ止めネジ」がある中で、「絶対に緩まない」と言えるのは同社の商品のみ。従業員50名弱の会社ながら、商品は世界一の性能を誇ります。

いまや「ハードロックナット」は、2011年3月デビューの東北新幹線の新型車両「はやぶさ」など国内の各新幹線、英国・台湾・中国・ドイツなど世界の高速鉄道、瀬戸大橋やレインボーブリッジ、東京スカイツリー、羽田空港、お台場のフジテレビ本社、六本木ヒルズなど、「安全」が求められるさまざまな分野で採用されています。

独自のモノづくりで創業以来、黒字を続け、不景気をものともしない同社ですが、はじめから順風満帆だったわけではありません。

実は、目下「ハードロックナット」の最大のライバル商品であり、同じく著者が開発した「Uナット」を製造・販売する会社は、自身が設立しながら、事情によって人手に渡し、その後に興したハードロック工業を軌道に乗せるまで、筆舌に尽くしがたい「困難」も経験しました。

一見「ローテク」で、何ら工夫のしようがないように思える「ネジ」でも、突き詰めれば差別化を行うことができ、価格競争の泥沼を脱して、中国など新興国からの攻勢にも打ち勝つことができるのです。

結果、同社は、テレビ東京系「カンブリア宮殿」や「ワールドビジネスサテライト」、NHK「おはよう日本」、TBS系「夢の扉」、日本テレビ系「世界一受けたい授業」といったテレビ番組や新聞・雑誌に取り上げられ、海外のメディアも注目する町工場となっています。

本書には、日本の中小企業が、いかにして差別化を行い、どう売上を伸ばし、小さいながらも優良な会社を目指すかというヒントがあふれています。著者が、その開発・経営哲学から、小さな会社が生き残るための営業戦略までを、明るく、とことん語り下ろし、不況に苦しむ多くの会社に勇気を与えてくれます。

「安全」の大切さがあらためて見直され、日本全体で大きな「困難」に立ち向かっているいまだからこそ、本当に読んでほしい一冊です。
(Amazonより)

若林克彦(わかばやし かつひこ)

ハードロック工業株式会社 代表取締役社長

1933年大阪市生まれ。
大阪工業大学を卒業後、バルブメーカーに就職し、設計技師となる。国際見本市で見た戻り止め(ゆるみ止め)ナットをヒントに、「Uナット」を開発し、冨士産業社(現 冨士精密)を創業。その後、世界最高性能の「絶対にゆるまない機構」をもつオンリーワン商品「ハードロックナット」を開発し、74年ハードロック工業を設立。

同商品は、東北新幹線の新型車両「はやぶさ」をはじめとする各新幹線や英国・台湾・中国・ドイツなどの高速鉄道、東京スカイツリーや六本木ヒルズ、瀬戸大橋など、「絶対にゆるまない」ことが求められる交通機関や機械、建築物などに広く採用されている。

そのユニークな商品や経営哲学、開発の手法は、テレビ東京系「カンブリア宮殿」、TBS系「夢の扉」、韓国KBS、英国BBCなどのテレビ番組をはじめ、新聞、雑誌等で頻繁に取り上げられているほか、「Newsweek」の「世界が注目する日本の中小企業100社」に選ばれるなど、国内外のマスメディアから注目を集めている。