ひすいこたろう 0点の存在などこの世にいない

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雨にも負けない いいため話
画像:http://gahag.net/

「雨ニモマケズ」の宮沢賢治さんのお話しです。

偉い人よりも、人のために働く人になりたかった賢治。

賢治は岩手の花巻の農業高校で、教師をやっていた時期があるのですが、答案用紙に何も書かなくとも、生徒に絶対に0点をつけなかった。

名前だけ書いても20点をあげていました。

たとえ何もできなくたって、0点の存在などこの世にいないからです。

せっかくついた安定職である教師を辞めて、農民になろうとしたときも、思いとどまらせようとした校長に対して、賢治はこう言いました。

「私は、もっと土にまみれて働きたいのです。教師をして、生徒たちを立派な農民に育てるのも大切な仕事です。

でも、それだけでは、本当の農民の苦しみはわかりません。

雨が降れば大水でたんぼを流され、日でりが続けば、稲の枯れるのをじっと見ているよりほかに、何もできない人たち。

その人たちのことを思うと、のんびり教師などしていられないのです。

その人たちと一緒になって働き、その人たちのために、いますぐ役に立ちたいのです」

農業学校に通う生徒たちの多くが、卒業後、大変だからと農業をせずに役所に勤めたりするのを見て、賢治は「これではいけない。新しい農村社会をつくろう」と意を決したのです。

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「絶望は神さまからの贈りもの」

ひすいこたろう 著

柴田エリー 著

SBクリエイティブより