植西聡 自己重要感が満たされると…脳の◯◯症予防になる!?

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高齢 いいため話
画像:www.akitashirakami.jp

高齢化社会の影響もあり、近年、認知症にかかる人が増えてきました。

定年退職をした後、そうなる人も少なくありません。

そのいっぽうで、80歳を過ぎても、90歳を過ぎても、頭脳明晰で元気いっぱいの人もいます。

この違いはどこからくるのでしょうか。

そのことを調べようと、以前、地方のあるボランティア団体が調査を行ったことがありました。

その結果、認知症とは縁のない頭脳明晰で元気いっぱいの人は、何かに一生懸命に打ち込んでいることが判明しました。

80歳を過ぎても、診療所の所長として、医者の仕事をしている…。

85歳になった今なお、料亭の板長(料理人のトップ)として、料理を作っている…。

90歳になっても、毎朝、畑を耕し、野菜を市場におさめている…。

95歳であるにもかかわらず、彫刻家として活躍している…。

つまり、みんな、生きがいのある仕事をしていたのです。

より正確にいえば、「自分はまだまだ世の中の人から必要とされている」という気持ちで仕事に取り組んでいたのです。

世の中の人から必要とされていると思えば、「自分は重要な存在である」ということが認識できます。

それによって、自分自身の存在感が自ずと高まります。

それが励みになれば、頭脳も活性化します。

その意味で、自己重要感が満たされると、認知症の防止にもなると言えるでしょう。

『人を立てるとうまくいく』

祥伝社