平井正修 背伸びしすぎ!? 何をやってもうまくいかない場合にこの言葉を思い出してほしい

背伸び いいため話
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25歳のときに親の跡を継ぎ、臨済宗全生庵住職となった“平井正修”住職のお話です。

葬儀もあり、何かとあわただしい中で、私は何としてでも住職としての役目をはたさなければいけない、と考えていました。

それが気負いにも、背伸びにも、なっていたのでしょう。

何ごともうまくいかないのです。

そんな私を見かねたのか、師がこんな話をしてくれたのです。

「うまくいかないというが、おまえがうまくいくというのは、どういうことをいうのだ」

師に尋ねられて、私は、「自分がこうなったらいいな、というふうにものごとが進むことです」と答えました。

師から返ってきたのはこんな言葉でした。

「こうなったらいいな、というのはおまえが勝手に思っていることだろう。たかだか二五歳のおまえが思うように世の中が動き、ものごとが進んでいったら、それこそ恐ろしいことだと思わんか」

喝の一撃でした。

二五歳の若僧が、七四歳の父と同じように住職をつとめることなど、どだい無理な話です。

そんなことはできるわけがないのです。

それをやろうとして、できないからといって、「うまくいかない」と拗ねているバカ者。

師の目にはそう映ったに違いありません。

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「坐禅のすすめ」

平井正修 著

幻冬舎より