
石川遼君はインタビューの際の受け答えを見ているだけでも、あの年齢にしてものすごい礼儀正しさを感じます。
それはインタビューの時だけでなく、たとえば洗面所を使ったあとは周りをきれいに拭くなど、日頃の行いもしっかりしているのだそうです。
でもそれは、誰かに気に入られようとしてやっているわけではないと思います。
もはや自然の所作として身についたことで、「これをやったから何か見返りがほしい」と、そんなことはおそらく考えていません。
しかし、気づかいの所作を続けていけば、必ず誰かが助けてくれます。
たとえば仲間を集めた飲み会の幹事でもやってみて、感じのいいお店を選んでみたらどうでしょうか?
友人がそれで楽しんでくれたら、嬉しくならないでしょうか?
自分の気づかいに喜ぶ人がいる、それを知るだけで気づかいのレベルは上がります。
好かれようとしなくても、募ってくれる人が増えていきます。
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日本人にしかできない「気づかい」の習慣
上田比呂志 著
クロスメディア・パブリッシング
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