
一生懸命にやっている人を小馬鹿にするのは、自分がかなわないから笑うことで逃げているのだ。
そうすることによって、己のちっぽけな自尊心を満足させているに過ぎない。
俺の場合のみならず、この世の誰も、一生懸命に物事に打ち込んでいる人間を馬鹿にすることは許されざる行為だ。
格好をつけて、泥臭く頑張る人間を馬鹿にする奴もいるが、そんなことをする権利は誰にもない。
特にその経験をしていない奴、行動を起こす気もない奴が、無責任に勝手なことをいうのは言語道断だ。
結局、笑いたい奴には笑わせておけばいいのである。
いつか誰かが認めてくれるかもしれないし、もしそうならなくても、「俺はやり通した」という充実感がそこにあれば、それはそれでいいのだ。
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「花が咲こうと咲くまいと 生きていることが花なんだ」
アントニオ猪木 著
経済界より
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