喜多川泰 あなたの良心的行動は本当に相手思い!?

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雪 いいため話
画像:prcm.jp

「隣の三尺」って知ってます?

「家の前の掃除や雪かきは、自分の家の境界線ギリギリまでやるのではなく、三尺だけ余計にやりなさいという教えです。

ところが、親切な人は三尺どころか、両隣の分まで、すべてやろうとするんです。

そうすると、どうなると思いますか」

「お隣さんが喜ぶんじゃないですか?」

「もちろん、喜んでお礼を言うでしょう。

でも、お隣さんが、次に掃除をするときには、自分も隣の家の分までやらなきゃいけないって思うじゃないですか」

「あっ・・・たしかに」

「新井さんが、今日余計に僕を寝かせてくれたら、今度、僕が新井さんを時間どおりに起こしにくくなりますよね。

お互いエスカレートしていって、自分は我慢してでも相手を・・・・・としていくうちに、きっとどちらかが事故を起こすことになります。

運よく事故なしで過ごしていたとしても、長い間続けるうちに、正確に何時間ずつ譲り合ったかなんて覚えていられなくなり、自分の方がたくさん相手に譲っているんじゃないかとか、印象ばかりが残っていき、人間関係が悪くなっていくかもしれません。

だから、一時間と約束したら、僕が新井さんを一時間で起こしやすくするためにも、時間は守ってください」

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「株式会社タイムカプセル社」

喜多川 泰 著

ディスカヴァーより