アンパンマン生みの親「人間は宇宙的にいえば、ごく短い間しか生きられない」

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アンパンマン生みの親 いいため話
画像:matome.naver.jp

長い人生を生きてきたが、星の命に比べたら、百歳まで生きたって、瞬間に消え去っていくのと変わらない。

人間は、宇宙的にいえば、ごく短い間しか生きはしないのだ。

つかの間の人生なら、なるべく楽しく暮らしたほうがいい。

それでは、人は何が一番楽しいんだろう。

何が一番うれしいんだろう。

その答えが「よろこばせごっこ」だった。

母親が一生懸命に料理をつくるのは、「おいしい」とよろこんで食べる家族の顔を見るのがうれしいからだ。

父親が汗をかいて仕事をするのは、家族のよろこびを支えるためだ。

美しく生まれた人は、その美しさで人をよろこばせることができる。

学問が得意な人は学問で、絵を描ける人は絵を描くことで。歌える人は歌で。

人は、人がよろこんで笑う声を聞くのが一番うれしい。

だから、人がよろこび、笑い声を立ててくれる漫画を長く描いてきた。

自分が描いた漫画を読んで子どもたちがよろこんでくれる。

その様子を見て、自分がうれしくなる。

こうしてよろこばせごっこができることが本当に幸せだ。

あなたは何をして、よろこばせごっこをしていますか?

「人間が一番うれしいことはなんだろう?

長い間、ぼくは考えてきた。

そして結局、人が一番うれしいのは、

人をよろこばせることだということがわかりました。

実に単純なことです。

ひとはひとをよろこばせることが一番うれしい」

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「やなせたかし 明日をひらく言葉」

PHP研究所 編

PHP文庫より