スティーブ・ジョブズ 「我々を撃ち殺す銃を配布する」

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ひすいこたろう いいため話
画像:http://image.itmedia.co.jp/

iPhone完成まであと一歩と、追い込みに入ったある日、ジョブズはふと気づいた。

iPhoneはディスプレイが中心でなくてはならない。

だが現状のままだとケースがディスプレイと競うような状態になっている。

しかし、こんな土壇場で仕様変更すれば、時間もお金も膨大にかかってしまいます。

ほぼすべてをつくり直す必要があるからです。

何か大きな欠陥があるわけではないのですから、普通の会社であれば、これはそのまま続行になったことでしょう。

しかし、ジョブズは、「良くない部分があったとき、それを無視し、あとで直せばいいというのはダメだ。

そんなのはほかの会社がすることだ」と立ち止まりました。

ジョブズはiPhoneの製作メンバーにこう告げます。

「ここ9ヶ月、このデザインで必死にやってきたわけだが、これを変えることにした。

これから全員、夜も週末も働かなきゃいけなくなった。

希望者には、我々を撃ち殺す銃を配布する」

9ヶ月みんなで必死にやってきたことでも、ゼロに戻せる。

どんなに頑張ってきたことでも、リセットできる。

これがスティーブ・ジョブズという男です。

なぜなら、ジョブズにとって、仕事とはお金を稼ぐための手段ではなく、早く終わらせるものでもなく、

あくまで「世界に衝撃を与えること」だからです。

引用:「絶望は神様からの贈りもの」
ひすいこたろう 著
柴田エリー 著
SBクリエイティブ