
アニメ『ワンピース』の主人公・ルフィーの仲間は全員、服装もヘアスタイルもバラバラです。
それどころかひとりは、ツノが生えています。あきらかに種族が違います。
それでも仲間なんです。
本当の仲間というものは、そういうものなのかもしれません。
お互いに違うから、自分が知らないことを知っています。
自分が経験したことがないことを、経験しています。自分にはない人脈があります。だから力を合わせることができる。
そうしたらひとりでがんばるよりも、もっと素敵なことができます。
仲間って、全然違うから面白いんです。学びになるんです。
おんなじ格好をしなくちゃ。おんなじことをしゃべらなくちゃ。おんなじところで笑わなくちゃ。
おんなじ人を嫌いにならなくちゃ。おんなじものを大切にしなくちゃ。
そんな風に「あいつだけ違う」と思われることがこわくて、人の顔色をうかがって演技を続けていても、絶対にいいことはないです。
自分と違う人のことを、「面白いな」「素敵だな」と思ってあげてください。
そして自分が経験していないことを、経験している人の話に耳を傾けてください。
そうしたらきっと、素敵な仲間を見つけることができます。
「違う」ということを楽しんでください。「違う」というのはすばらしいことなんです。
引用:空想教室
植松努 著
サンクチュアリ出版
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