ジョージ・ルーカス「スター・ウォーズ誕生の秘話」

いいため話 ジョージ・ルーカス
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いまから30年ほど前、映画監督のジョージ・ルーカスは、ハリウッドの大物ダグラス・トランブルに会った。

彼は特殊効果撮影のエキスパートだった。

トランブルはスタンリー・キューブリック監督の『2001年宇宙の旅』を担当し、スクリーン上で初めて現実味のある宇宙旅行を表現して見せた人物だ。

当時のルーカスは若く、経験も浅く、劇場公開になった作品は2本しかなかった。

しかし、批評家から絶賛され、大きな収益を上げた『アメリカン・グラフィティ』で、すでに脚本家、監督としての腕は証明済みだった。

ルーカスには新しい映画のビジョンがあった。

それは型破りな冒険物語とアーサー王伝説と西部劇の3つを合わせたようなSF映画だ。

しかし、トランブルはまだ若いルーカスを相手に、そんなことは技術的に不可能だと言って聞かせて、追い払ったのである。

ルーカスは、その分野の「エキスパート」から否定されても、いっこうにあきらめる気配はなかった。

彼の心の目には自分の求めているものが見えていた。

前例はなかったが、必ず実現できると信じていた。

トランブルのところで働いていた若き映画製作者ジョン・ダイクストラも、ルーカスのビジョンを信じた一人だった。

ルーカスは彼を雇い、試行錯誤が繰り返され、2年の歳月を経て完成したのが『スターウォーズ』だった。

ルーカスは夢を実現する秘訣とは「不可能なことと前例のないこととの違いを理解することだ」と言う。

ルーカスにとってはどんなことも可能であり、たいていのことは前例がないだけなのだ。

それが「不可能を可能にする人」のものの考えた方なのだ。

できそうな気がするなら、勝負は半分勝ったようなものだ。

できないと思うなら、もうすでに戦いには負けているのだから、どんなに努力をしても無駄である。

引用:ジョン・C. マクスウェル 著
『その他大勢から抜け出す成功法則』(齋藤孝訳)三笠書房