
百姓なんて勤勉なだけで馬鹿ばっかだろ!と農業と触れ合うまでは思っていました。ところが全然違ってスゲー才能の持ち主ばかりでした(勤勉でない人もいましたが)。篤農家は勿論のこと、普通の農家さんも兼業農家さんですら高度な技術を有した“ものづくり”なんです。ではなぜ、農業を知らない僕はそう思ったのでしょう?理由は分かりませんが、そう思わせることが得になる人々の意図が働いていたのではないでしょうか。
ならば、僕は僕の意図をもって、農業を偏差値の高いカッコ良い職業と思っていただけるような仕掛けをする組織を創りました。この活動は農業補助金が減ったり、貿易の自由化に繋がるかもしれませんが、将来的には日本の農業の発展に貢献できるものと確信しています。 農業をプライドのある職業に変えることは、日本人の価値観を変えることに繋がります。今の日本人の価値観を変えることは、日本の未来を変えることに繋がります。
人は金や物、便利や長寿だけを与えられても、幸せにはなれません。金や権力などを持って社会的地位が高くても、社会的貢献をしていない、他人を思いやる精神のないような輩に威張らせたくありません。私はアグリカルチャーという「ものづくり」を通じて精神性の豊かな人づくりをしたいと考えています。「何を持っているか」ではなく、「何を作り上げることが出来るか」が重要な価値観になるような世の中にしたいんです。
引用:国立ファーム
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