
「ケンタッキーフライドチキン」が創業されたのはカーネルが65歳のとき。
敬虔なクリスチャンだったカーネルは、日々教会に通い、「60歳も過ぎ、最後のチャンスを逃してはならない。どうか神様お願いします」と神に祈っていました。
とはいえ、なかなか成果は上がらず、資金は尽きかけていました。
しかしそれでも、なんとかしたいという必死の思いから、ある日、神にこう言います。
「チキンを売れるようにしてください。売れたらそのお金の半分を神様に差しあげます」
商売に成功できたら、収入の半分という代償を差し出すことを、神に誓ったのです。
・・・それから数日後、驚くべき事に、状況に変化が起きました。
どれだけ頑張っても売れなかったレシピが、様々な幸運により突如売れ出し、カーネルのチキンはアメリカじゅうで大人気となったのです。
そして数年後、カーネルは誓いを守りました。
カーネル財団という寄付団体を作り、教会に財産の半分を寄付したのです。
カーネルの幸せそうな笑顔は、成功した喜びを表現しているだけでなく、人のために生きたという幸福感の賜物です。
だからこそ、どんな困難にも負けず、多くの人に愛され、最後に大きな成功をつかみ取ることができたのです。
引用:「なぜ、成功者たちは不思議な習慣を持っているのか?」
濱栄一 著
宝島社より
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