高田純次さん「テレビの収録中のハプニング」

banner02
高田純次 いいため話
画像:YouTube

高田純次さん。

テレビのお散歩番組の中で、

すれ違うおばちゃんの集団から声をかけられれば、気さくに挨拶を返して、「どこの女子高生?」なんて言って、笑わせます。

その軽妙さが実にイイ。

あるときは、こんなこともありました。

例によって高田さんが街を散歩していると、通りすがりのおばちゃんが高田さんに気がついて大感激。

なんと、とんでもないことを言ってきたのです。

「すぐ近くで私の妹がバーをやっているのよ!案内するから、ちょっと一緒に来て!」

ちょっ、ちょっと、おばちゃん、今、高田さんは本番中ですぞ!

と、番組を見ながら思う私。

しかし、言われた高田さんは軽快でした。

「何?妹?美人?」などと言いながら、おばちゃんのあとに着いていくではありませんか!

「そうそう、私と違って美人だから安心して」とおばちゃん。

「そう、美人なんだぁ、でも、バーなんだから、こんな、真昼間から行ってもまだやってないよねぇ」などと、反論とも独り言ともわからないことをつぶやきながら、結局は、そのおばちゃんのあとに続く高田さん。

このシーンを見ながら、私は高田純次というタレントの「敷居(しきい)の低さ」にすっかり感心してしまったのです。

1947年生まれ、1977年デビューというのですから、年齢も芸歴もすっかり大御所と言ってよいキャリアです。

それなのに、素人のおばちゃんに「一緒に来て!」と言わせる「声のかけやすさ」と、それにヒョコヒョコと乗ってしまう軽さ加減。

年齢を重ねて、それなりの地位になってからも「敷居が低い人」でいることって、実は簡単ではないと思います。

でも、「敷居が低い人」でいたほうが、「一緒にいて楽しい」と思ってもらえるし、イイ情報が飛び込んでくる確率がグンと上がります。

だって、声をかけやすいのですから…。

ちなみに、年をとって、「さん付け」されるならまだしも、周りから「〇〇先生」なんて呼ばれ出したら、「実は、陰で煙たがれている敷居が高い人」になっているかもしれません。

ご注意くださいませ!

『思い出すだけで 心がじんわり温まる50の物語』三笠書房