勝俣州和がタレントに返り咲いた話

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勝俣州和 いいため話
画像:http://grapee.jp

「お前、よく返り咲いたなぁ」と言ったら「ハイ、あの時、教えてもらった通りにやったらうまくいきました!」と勝俣くん。

「お前に何か言った?」。全く忘れています。

僕は彼にこう言ったそうです。

「お前ねぇ、今、ディレクターをやっている土屋とか、番組を動かしている人間にヨイショしててもダメだよ。

彼らは今、活躍している人気者と仲が良く、若い人をメインに使ってくれることは少ない。

お前が本当に仕事をする相手は、ディレクターの下についている若手のAD(アシスタント・ディレクター)達。

彼らと仲良くしておくことだよ。

彼らはまだ給料も少ない。

仲間との食事に行ってお金を使うんだったら、彼らに『食事に行きましょう!』と声をかけ、食事代を払う。

そうやって仲良くしておけば、その人達が一本立ちして自分の番組を持つ時、『僕の一番仲が良いタレントは勝俣くんだ。一緒に番組をやろう!』と必ず言ってくれるから」

「言われる通りにやってたら、3年後になってその時一緒に飲んだり、食ったりしていたADが『勝俣くん、オレ、一人前になったよ。番組、出るか?』。3人同時に声をかけてくれて、レギュラーが一気に3本になりました!」

僕が言ったのは「売れたのは僕のおかげじゃない。お前の気分の良さが、そういう結果を生んだんだよ」

だって、奢ってあげたり、一緒に食事をすれば、誰でも番組に出演できるわけではないですから。

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運が開ける欽言録

萩本欽一 著

徳間書店