
世の中には変えられることと変えられないことがある。
過去に犯した過ちは変えられないが、今後、その償いをどうするかは自分の意思で決められる。
突然襲いかかる災難は変えられないが、それをどう乗り切るかは自分の智恵と覚悟にかかっている。
変えられないことに悩んだり、悔んだりするのは時間の無駄だ。
もちろん、なぜそうなったのかという原因を考えて、反省すべき点は反省すべきだが、なかには不可抗力のものもある。
かつて巨人とヤンキースで活躍した松井秀喜選手は、スランプに陥っていたときにマスコミからバッシングを受けた。
そのとき松井選手はこう発言した。
「周りの評価を僕が変えることはできません。自分ができることはいかに球をみて、いかにかっとばすか。そこに集中するだけです」
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いい男論
永松 茂久 著
クロスメディア・パブリッシング
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