
原監督の“怒りスイッチ”は「裏切った時」だという。
青学大の校風は文武両道。
選手は「勉強も練習も頑張ります」として入部したにもかかわらず「練習についていけずに早々に辞めたいなどと言われると、まだ何も努力していないじゃないか、あの約束は何だったのかと怒ります」。
怒る時は「言い訳をさせない、徹底的に理由を聞く。逃げ場を作らせない。“またでいいや”ではなく、徹底的に“お前の悪さを追及する”ということです」。
もうひとつは「言い訳」をした時。
一言目に謝罪がないまま、出来ない理由を次々と口にする選手にはガッチリ怒るという。
半面、素直に謝ることが出来る選手には見どころあり。
反省すれば、出来ない理由よりも「どうすれば出来るか」を考えるようになり、次のステップへ移っていく自主性を持つからだ。
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人を育て組織を育て成功を呼び込む勝利への哲学157
原 晋 著
ぴあ
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