コロッケ「自分のネタをパクらせる」

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コロッケ いいため話
画像:http://www.ur-net.go.jp/

たとえば、あなたが考えた仕事のやり方を同僚にマネされたとしよう。

そして、マネした人があなたより高い評価を得たとしたらどうだろう。

はたして、あなたは“おおらか”でいられるだろうか。

「それは私が考えた方法なのに…」と、“せこい”気持ちが生まれたときは、こう考えるといい。

「別に減るもんじゃないし、まぁいいか」

実際、あなたのノウハウや持ち物が他人に使われたところでそれらが減るわけではない。

ならば、気持ちよく使わせてあげればいい。

先日、テレビのドキュメンタリー番組を見ていて、「やはり一流は違う」と感銘を受けた人がいた。

ものまねタレントのコロッケさんだ。

コロッケさんは、「ものまねショー」のお店を経営している。

お店のショーに出演する演者は、コロッケさん自身がオーデションを開催し開拓しているのだが、そのなかで彼は意外なところに時間をかけていた。

そのオーディションの審査は厳しく、ほとんどの人が落選するのだが、コロッケさんは落選した1人ひとりに「もっとこうしたほうがいい」と時間をかけてアドバイスしていたのだ。

さらに、ただアドバイスするだけでなく、自分自身でもやって見せていた。

「郁恵ちゃんのものまねは、こんな感じでリズムを少しハズすと面白くなるよ」

そのアドバイスのとおりにするだけで、各段に面白くなる。

そして、落選した人は「これ、やらせてもらいます!」と帰っていく。

しかし、考えてみると、それはコロッケさんの持ちネタのはずだ。

ところが彼は、惜しむことなく後輩たちにワザを伝授する。

芸能界の大御所であるコロッケさんが、今なお多くの人から愛されている理由はそんなところにもあるのでは、と思うのだ。

もし、オフィスにハサミがなければ、あなたのハサミを誰もが使えるように共有する。

自分だけが知っているノウハウがあれば、出し惜しみせずみんなに教える。

そんなことが自然にできる人は素敵だ。

《「自分のものはみんなのもの」と考えると、結局自分自身が得をする。》

『すべてを手にする人が捨てている41のこと』かんき出版