55年間仕事を続けてきた“83歳現役セールスレディー”森本早苗さんの助言

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出典:http://lealta.jp/

お金をかけずに仕事の成果を出す方法は何かと聞かれたら、私は「気づかい」と答えます。

人間関係の悩みを解決するいい方法はないかと聞かれたら、同じく「気づかい」と答えます。

私はこれまで、老舗の化粧品会社であるポーラで、55年にわたり、セールスレディをしてきました。

その間ずっと、トップクラスの営業成績をおさめてきました。

何のとりえもない自分が半世紀以上にわたりポーラレディを続けられたのは、ひとえに若い頃から常日ごろ、「気づかい」を心がけてきたことによると思います。

気づかいはほんのささいなところに表れるものです。

あなたは人に質問や相談をして助言をもらった後、きちんと経過報告をしていますか?

私は研修会などで講演をさせていただく機会があります。

楽屋には多くの後輩たちが訪れ、私に個別に質問を投げかけてくれます。

もちろん私は、全力で質問にお答えします。

しかし、その後、後輩の皆さんから結果の報告がこないことがしばしばあります。

人に相談をしたら、必ず結果の報告をするのが、人としての礼儀のはず。

報告が一言あるだけで「お役に立てたのだな」とうれしくなります。

「一言、報告しておこう」というささいなことに気づかない人は、大きなことには気づけないと思うのです。

気づかいは、難しいことはなく、いたってシンプル。

相手が喜ぶ姿を想像する、それだけでいいのです。

なぜ、気づかいができないのでしょう?

気づかいの本質は、「相手を大切にすること」です。

言い変えると、「相手の時間を大切にすること」でもあります。

しかし、そこまで気が回らず、「自分のことで手いっぱい」という「自己中心的な人」が、残念ながら圧倒的大多数を占めているのです。

「相手の時間を大切にすること」を心に刻み込むだけで、行動は別人のように変わってきます。

つまり、気づかいができない人は、考え方や行動が100%「自分主体」で「相手主体」という視点がごっそりと欠落しているのです。

あなたの性格や人としての資質が、どんなに素晴らしくても、気づかいをするかどうかで、人に好かれるかどうかが決まり、人生の質さえ変わってきます。

引用:森本早苗 著
『ちょっとした気づかいがあなたの人生を変える』アスコム